東京SURVIVEgirl

東京都在住20代。洋楽・海外エンタメ・ゴシップの話題と都会の日々をSURVIVEする超パーソナルな記録。

【今日のひとりごと】コロナ時代とサスティナブルの関係性

こんにちは、TOMOです!

 

音楽のチャレンジも5日続けて疲れて(飽きて)きたので、ここ数日沢山の情報を吸収する中で頭の中が混沌としていたので文字に起こしたいと思います。ただの独り言なので、間違ってるとかそういうのはあまり気にせずに。(別にお金もらってるわけでもないし)

コロナウイルスによるパンデミックと地球環境、この2つが情報を得ていくうちにだんだん関係が濃く感じてきて、今世界で起きていることの全てが繋がって見えてきました。

 

 

コロナ禍と環境問題は関係あるのか

今話題の、パオロ・ジョルダーノの『コロナ時代の僕ら』という本の中で、コロナ禍は環境破壊や大量消費による人類活動全体のせいと書かれています。

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コロナの時代の僕ら

コロナの時代の僕ら

 

森林伐採も関係があったエボラウイルス

例えば、2014年の春から夏にかけて大アウトブレイクが発生したエボラウイルス。実はエボラウイルスは1976年に始めて発生が確認されていて、発見から約40年経ったのちに流行したんです。

コロナウイルス含めこう言った突如現れる新興感染症は、ほとんど人間以外の動物からやってきます。ウイルスは、コウモリや鳥、サルなどの中で目立たず生きています。そして何らかの偶然の出来事で動物の隠れ家から人間の最初の犠牲者へ乗り移り、人から人に感染して行きます。

さて、なぜ40年経って深刻な感染拡大に繋がったのか。それは、90年代頃から、アフリカの熱帯雨林地域における野生動物の狩猟が拡大したのが大きな原因です。野生動物から得る食肉をブッシュミートといい、人々がブッシュミートに触れる機会が急増したことにより爆発的な感染を生み出しました。

信じられないことに、コンゴ共和国や中央アメリカ、カメルーンなど熱帯雨林地域の国々では、都市部に移住して経済的に成功した富裕層が何かの記念日などに密かにゴリラやチンパンジーの燻製を調達して「特別な料理」として祝っていたんです(!)。そういったニーズから商業的に広がり、アフリカに留まらずヨーロッパにまで違法なブッシュミートの輸出が確認されています。

また、2000年代に入ってアフリカ諸国の経済は大きく成長し、人口増加が進むと、農耕地の拡大や木材生産の増加によって森林伐採が加速しました。そうした森林伐採から生まれた交通の確保により、ブッシュミートの流通に拍車がかかりました。

ジャングルの村々でブッシュミートが自給的に消費されていただけなら感染が拡大することはなかったのに、商業を目的としたハンターが参入したことで、人から人の感染、都市部での感染爆発に繋がったのです。しかも、金に目が眩んだハンターは沢山いるわけで、珍しい動物を大量に狩猟するわけなので動物の生態系に影響が出るのも必然です。

 

 

「地球に優しい」は「人に優しい」に繋がる

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コロナウイルスも同様に、動物から人に感染し、人から人に感染していきました。生態系のことを考えず、環境破壊や大量消費を続けてきた結果、私たちは自らウイルスを招いてしまった。それは、ウイルスだけでなく記憶に新しいアマゾンやオーストラリアの大規模な森林火災であっても、地球温暖化が関係しています。気象変動による気温の上昇や異常少雨、干ばつなどで年々大規模で甚大な被害を出す森林火災が増加しています。

私たちの行動が周り回って、様々な角度から自分の身を脅かす事態が昨今立て続けに起きてるんです。

 

近年のファッション界におけるサスティナブルムーブメント

1年前から突如、雑誌やメディアで多く目にするようになったサスティナブル。「サスティナブル(環境に害を与えず、持続可能)」というキーワードは、ファストファッションのブームを終えて、シェアリングやサブスクリプションといった新しい消費のかたちが注目を集めるようになり、世の中の消費行動に変化が起きたことが関係されます。

そもそも、10年以上も前から「エコ」というワードは使われていて、環境問題も取り上げられていたのにも関わらず世界は変わらなかった。それは、まだ自分達には関係ないって思う人が大半だったから。

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しかし、昨年、グレタ・トゥーンベリが怒りの訴えをしたように、近い未来に起きると言われていた環境問題がまさに今、起きている。今の時代を生きている私達には、サスティナビリティは他人事ではなんです。そういった消費者のニーズから、様々なファッション企業がサスティナビリティを強化するようになりました。

 

 

若年層に増加するベジタリアン

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サスティナブルの一環として、ファッションであればエコファーやエコレザーの選択があるように食の消費にも大きく影響が出ています。

菜食主義といえば、食事制限や動物愛護を理由とする人が多かった中、近年は環境負担の低減を理由とした人が若年層で増えています。

畜産は温室効果ガスの排出量が多く、大量の水を消費します。地球温暖化対策や水の使用量を減らすために食の選択も変わりつつあるのです。

ヴィーガン(肉や魚、卵など動物由来を食べない)やベジタリアン(肉を食べない)までいかなくても、ローミート(なるべく菜食にする)ペスカタリアン(魚は食べるけど肉は食べない)といった選択が取り入れられています。

ベジタリアンも地球環境に関わってるというのは、今年に入って私は知りました。ヴィーガン食品の増加や、食用の培養肉の研究もサスティナブルに繋がっていたんですね。

 

 

破壊と再生

2020年は星のもとで言うと『破壊と再生』の年だそう。私はその言葉を聞いてから、なんだかしっくりきたし、妙に頭に残りました。長い間、都市集中型の資本主義経済を続けてきて、コロナショックによって機能できない状況に至った。元のような経済の仕組みに戻るのは難しいし、新しい経済の仕組みに変わりつつある。もちろん生活だって変わる。決してマスクをつけることがなかったアメリカ人が、今やマスク必須になったように。

コロナ禍が終結した後の世の中をアフターコロナと言われるけど、このままコロナウイルスと共存していく世の中をウィズコロナと言ったりもする。私は、後者が長いスパンで続くのではないかなぁと思います。

また、人種差別も変わることを願います。コロナウイルスによる中国人・アジア人差別があったし、今も続いてるだろうけど、どんな人種でも金持ちでも貧乏でも誰だってウイルスに感染すると知らされた。目に見えないウイルスを前にして、私達はどこの国の人間か、どの人種かなんて言ってる場合じゃない。ウイルスは人を選びません、ウイルスに差別は存在しないんです。地球の住人として、一人一人が今後の社会に意識を向けて生活していかなきゃならない。

 

 

 

「SEXY」というワード

これまた面白いなーて思ったのが、先日生まれた息子に超ヤバイ名前をつけたので話題になったイーロン・マスクに関する話。彼の会社、テスラの電気自動車なんですが、今までのロードスターモデルの名前が「テスラ・モデルS」「テスラ・モデル」「テスラ・モデルX」そして「テスラ・モデルY」と、イーロンは”SEXY”にしたかったらしい。

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「接続可能エネルギーを原動力とした社会の実現」「火星移住計画」を掲げているイーロンが生み出した車がセクシー。機械的なイメージが強いテクノロジーの世界に、このネーミングは人間味が出て私はグッときました。

セクシーといえば、ふと思い浮かぶ人が。「気候変動のような大きな問題は楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきだ」で炎上した小泉進次郎環境大臣。この一人歩きしてしまった「セクシー発言」は、そもそも会見で同席していた国連気候変動枠組条約(UNFCCC)のクリスティアナ・フィゲレス前事務局長が先に使った言葉へのアドリブの引用だった。

環境問題について忖度な発言を続ける頭が固いブーマー達とは違い、彼は「セクシー」と言うワードを「クール」や「お洒落」と捉え、感覚的に使ったんだと思います。

 

 

なんだか面白い。

私の家はテレビがないので、情報は全て自分で選択してると言ってもおかしくない。Twitterでニュースアカウントをフォローしたり、好きなPodcastを聴いたり、偏ったメディアだと思っていたらコロナショックから環境問題、ファッション、食、テクノロジーまで全て繋がってると気づきました。つまりサスティナビリティのムーブメントは必然的だった。

どれをとっても世の中で自分に関係ないことなんてない。ありがたいことに「何もしない」期間を私は与えられているので、今後のことを考えるいいチャンスだと思っています。すべての価値観や日々の生活も変わる、未来のビジョンも変わる。過去の生活は戻らない。生まれ変わりつつある世界とゆっくりと歩んでいきたい。な!

 

TOMO