話題沸騰中・HBOドラマ「euphoria / ユーフォリア」
今回は、大人気海外ドラマ「euphoria / ユーフォリア」について。
なんと言っても私自身がすっかり、このドラマにハマってしまったので、もうこれは書くしかないと決めました。
現在HBOでは、シーズン2が放送真っ只中。日本ではU-NEXTでシーズン1とスペシャルエピソード2話が独占配信されています。
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「euphoria」とは?
タイトルのeuphoriaは、日本語に直訳すると「幸福感、多幸感」を意味します。
2019年から放送しているアメリカ合衆国のテレビドラマシリーズ。ソーシャルメディア時代を生きるZ世代のティーンエイジャーを描く。制作はサム・レヴィンソン、出演はゼンデイヤなど。製作会社にA24、製作総指揮にドレイクらが参加している。アメリカでは2019年6月からHBOで放送された。
あらすじ
リハビリ施設から戻ったティーンエイジャーのルー・ベネット(ゼンデイヤ)は、すぐに友人からドラッグを買ってしまう。周りの若者たちもドラッグ、セックス、バイオレンスに溺れてしまっている。ソーシャルメディア時代の生きづらさの中で、皆が葛藤しながら幸せを掴もうとする。(Wikipedia)
「euphoria」の話題点
HBO×A24の最強コラボ
まずユーフォリアを語るのに欠かせないのが、製作会社があのA24ということ!話題作を近年バンバン出し続けている注目の企業です。代表作は「Midsommar(ミッドサマー)」「Spring Breakers(スプリング・ブレイカーズ)」「Moonlight(ムーンライト)」などなど、、毎年映画界を揺さぶる話題作ばかり。
2019年の「WAVES/ウェイブス」がちょうど現代のティーンの話なので、ユーフォリアは似た様なバイブスを感じます。
また、HBOはアメリカのケーブルテレビ放送局。「セックス・アンド・ザ・シティ」「ゲーム・オブ・スローンズ」と社会現象を起こす大ヒット作を生み出しています。日本だと、ユーフォリア含めHBO作品はほとんどU-NEXTしか現在見れません。
上記の作品を知ってる人なら、このHBO×A24がヤバイことは間違いなく分かると思いますが、、そう、ユーフォリアは「なんかキラキラしてて可愛い!」なんてゼンデイヤの写真に騙されてキッズが見たら完全アウトな作品です(笑)
ラッパーのドレイクが製作総指揮!
と言われてるけど、ドレイクの影が薄いと言うか「そうなんだ〜」って感じかな。劇中で使われている音楽のセレクトが90年代のヒップホップやR&Bが中心で流石センスいいなとは思ったかも。
ディズニー出身・ゼンデイヤの圧倒的な演技力
こちらも大ヒット中『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でも知られているゼンデイヤは、ディズニーチャンネル「シェキラ!」でブレイクした女優。そんな彼女が演じるのは、ヤク中のルー。(紹介が雑)
ボサボサの髪にパーカのフードを深々と被り、母親にはリハビリに行ったと平気で嘘をつき、友人から尿をもらい尿検査から逃れる姿は、ただただ救い様がないドラッグ中毒者。”正気じゃない”サマを演じ切った彼女の演技力、ハンパないです。
間違いなく「大人が見るティーンドラマ」である
私がもし10代の子供をもつ親なら、100%こんなドラマ見せたくない(笑)
胸糞悪いシーンがたくさんあるし、子供に悪影響なシーンもたくさんあるし、本当に無理だと感じるシーンは思わず目を伏せました。
例えば、ドラッグ、暴力、動画流出、未成年ポルノなどなど、、R指定かかる様なドラマってエロシーン見れるのかなって鼻の下を伸ばしたそこの君!後悔するぞ!あと若さ故に、見てるこっちが展開が先読みできちゃってしんどいとか、流石HBO×A24といった所のヘビーさがある内容です。
本当にアメリカのティーンってあんな感じなのだろうか、、だとしたら怖い。ドラマの舞台が「ゴシップガール」みたいに都会ではなく、郊外なのもまた香ばしいと言うか、生々しく感じましたね。
Tiktokでバズる圧倒的世界観
ティーンには見せたくないと言ったけど、若者にヒットしているのは事実なわけで。ヒットに拍車をかけたのは、間違いなくTiktokで絶好のネタとなるアイコニックなメイク、音楽、キャラクター。
グリッターメイク
劇中では、登場人物のメイクが非現実的な派手さなのもこのドラマのポイント。グリッターやラインストーンを使ったり、ネオンカラーのアイラインやマスカラを使ったり、、メイクアップ系の Tiktokerはこぞってメイクを真似してアップ!
まさに”画面映え”するアート級の大胆なメイクはZ世代の心を鷲掴みにしました。
ラビリンスのサウンドトラック
ラビリンスあってこそのユーフォリア!ってぐらい重要な要素なのが音楽。ドラマのオリジナル・サウンドトラックを手掛けるのが、UKのシンガー・ソング・ライター/プロデューサー、Labrinth(ラビリンス)。
私は毎日このサントラを聴いてユーフォリアの世界に浸ってます(笑)
もちろんこちらも、Tiktokで音源として使われており、もしかしてドラマを見てなくても聴いたことあるなんて曲もあるかも。
ゼンデイヤが一緒に歌っている「All for US」はMVが凄まじいので是非チェックしてみて。
ミーム化しやすい濃いキャラクター陣
2000年代に一世風靡した「ゴシップガール」のようにやはりセリーナやブレア、チャック、ネイト、こんな10年経ってもペラペラと名前が出てしまうほど(忘れてないよ、ダン・ハンフリー。ダンの妹テイラーモムセンって名前なんだったけ、、)キャラが立ってるドラマは熱狂的なファンを作りやすい。
ユーフォリアのキャスト陣を今やみんな時の人。さらっと紹介。
ジュールズ役 / ハンター・シェイファー
ジュールズ役でデビューしたハンターは、トランスジェンダーであることを公表しており、劇中でもトランスジェンダーの転校生という役柄。
そんな彼女は、2016年にファッションモデルとしてデビュー。マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)やディオール(Dior)などでモデルなどを務め、日本の資生堂でグローバルアンバサダーも務めています。今年に入ってからも人気は右肩上がりで、つい最近だとプラダ(PRADA)の2022FWのショーもフィナーレを飾るなどまさにイットガール!
マディー役 / アレクサ・デミー
ザ・ドラマクイーン!のMaddy演じるアレクサ・デミーは、A24の「Mid90s」に出演したのがきっかけでユーフォリアのキャストに。彼女の演じるマディーは多分ユーフォリアのキャラクターの中では人気ナンバーワンなのでは。
シーズン1ではCワードを発するシーンがミームになったけど、今一番流行ってるのはこのシーン。マディーの親友であるキャシーが元カレネイトと密かに関係を持っていたことが発覚しぶち切れるっていう。。
シーズン2を見てないのに誰もが完コピできてしまうぐらいバズってます(笑)
彼女のy2kファッション、メイク、ネイルも常に注目されていて、ファッショニスタとしても一際輝いている存在です。
キャシー役 / シドニー・スウィーニー
なかなか体当たりな役を演じるのがシドニーちゃん。キャシーという役がすごいハマってる。あどけない顔つきに豊満なボディが、全年代の男どもから見た目だけでチヤホヤされてしまうのだけれど、セクシーなクール系な顔ではなくて、どこか危なっかしい純粋な雰囲気が絶妙。
クエンティン・タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)に出演してたみたいだけれど、あの2人が強すぎて他の出演者が全く思い出せない、、
シーズン2ではもっぱら嫌われ役になってしまったけど、そこまで視聴者を惹きつけるのも彼女の演技力があってこそ!
キャット役 / バービー・フェレイラ
プラスサイズモデルのバービー・フェレイラ演じるのは、いわゆる学校で地味キャラのキャット。キャットのストーリーはなかなか面白かった。そして悲しかった。(ネタバレを必死に抑える)
キャットはあることを機に、自信を得てメイクやファッションが一変する。ボールドなゴスルックが可愛い。
劇中でも彼女のボディポジティブなファッションにパワーをもらった視聴者も多いのでは。
VOUGEの動画でスッピンになってるけど本当に可愛い、、
フェズコ役 / アンガス・クラウド
私の一押しフェズコ!故マック・ミラーそっくりなアンガス・クラウド。ドラッグのディーラーだけど根はいい奴って役通り、不器用な感じや独特のゆるい話し方が好き♡
なんと、アンガスはユーフォリア出演前は一般人だったとのこと!演技派揃いのキャストの中でしっかり存在感ある演技してるの凄すぎる、、
シーズン2ではキャシーの妹レキシーとのロマンスも、Tiktokで回ってきたシーンはめちゃ胸キュンだったから早く見たいです。
ちなみにアンガスはTwitterで、毎エピソードリアタイで呟きまくってるから面白い。とりあえず不器用で優しいフェズ、推しです。
はい、こんな4000字も書く気さらさらなかったのに、私のユーフォリアネタは6割ほどしか書けてない感覚、、恐ろしや。
シーズン2ももう終わってしまいそうなので、今年はユーフォリアフィーバーいったん落ち着いてしまうかもしれないけど、日本での放送を悶々と待ってる私の熱はしばらく冷めそうになさそうです。
人間の弱いところであったり、不完全な部分や葛藤する部分が包み隠さず表現されている作品です。是非、ティーン向けでしょ?なんて思っている人に見て欲しい。
それでは、また!
TOMO
17歳な
がらドラッグ依存症に陥るルー、両親の離婚をきっかけに引っ越してきたトランスジェンダーのジュールズ、自身のセクシュアリティの不安を隠すアメフト選手・ネイトなど、悩み、幸せやアイデンティティを掴もうともがく彼らは…。
17歳ながらドラッグ依存症に陥るルー、両親の離婚をきっかけに引っ越してきたトランスジェンダーのジュールズ、自身のセクシュアリティの不安を隠すアメフト選手・ネイトなど、悩み、幸せやアイデンティティを掴もうともがく彼らは…。